2024年01月31日
世界のブックデザイン2022-23
現在東京都文京区の印刷博物館にて開催されています
「世界のブックデザイン2022‐23」
2023年12月9日(土) ~ 2024年3月3日(日)
10:00~18:00
にて「海の庭」が展示されています。
ポスターにもこの様に。
毎年ドイツ・ライプツィヒで開催される「世界で最も美しい本2023コンクール」の昨年受賞図書。
および、日本、ドイツ、オランダ、スイス、カナダ、中国、韓国の各国コンクール受賞図書が展示されているそうです。
また海の庭のブックデザインを担当した泉屋宏樹さんが
トークイベントに登壇します。
・「第56回造本装幀コンクール受賞者<受賞作>を語る」
泉屋宏樹(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
安田昂弘(アートディレクター/グラフィックデザイナー)
牧 寿次郎(グラフィックデザイナー)
日時:2024年2月24日(土)15:00~16:30
会場:オンライン/オフライン同時開催
<オンライン>Zoomウェビナー
<オフライン>印刷博物館研修室(地下1階)
参加費:無料
定員:会場30名/オンライン配信450名(先着順、事前申込制)
応募期間:<オンライン>2023年12月12日(火)10:00~2024年2月24日(土)16:30
という事です。事前申し込みが必要な用ですので
詳しくは印刷博物館のHPにてご確認下さい。
2023年10月30日
造本装幀コンクール授賞式
9月22日東京・神保町の出版クラブにて
造本装幀コンクールの授賞式が行われました。
こういう機会でも無ければ来る事のない所。
素晴らしい機会を頂きました。
受賞作品として誇らしく展示して頂いていました。
名だたる方々が揃われている中、私達の「海の庭」が
文部科学大臣賞を受賞させて頂いた事を誇らしく感じます。
またスピーチでブックデザインの泉屋宏樹さんが言っていました通り
多くの方々のご尽力があって、本が形になりました事
出版、製本、印刷の会社の方々とお会いして改めて感じました。
ホントに大変だったそうです。(頭が下がります。)
担当して頂いた国書刊行会の方も含め
島根県立美術館で展示した際の制作メンバーが今一度集まる事ができました。
皆様本当にありがとうございました。おめでとうございます。
最後に
審査員からのコメントが授賞式で配られた冊子にありましたので掲載させて頂きます。
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島根の海辺で暮らす大竹民子氏の随筆集。 紡がれた文章からの「枯山水と水」の相反するイメージを巧みに融合させ、美 しい本に仕上げた。 龍安寺の砂紋を表す規則的な空押しの白いカバーに、墨の滲みが帯として重なる。 滲みは、深い藍色の表紙、見返しへと浸透し、 本文へ導いていく。天地小口 も藍に染められ本文ページとコデックスの背の白が浮き立 つ。 見え隠れする綴じ糸が愛おしい。 バーコードの対応も含め、 隅々に本づくりの誠実な熱意を感じた。
( 浜田桂子 )
帯に墨の滲みの広がりが3つ。 色は白と黒。 シンプルで、広 がる円の柔らかさと、硬質さが同居する。 龍安寺石庭の一部 を写し出した、と知って納得。
日本の石庭は思想だと思う。 透け感のあるカバー、 表紙、裏表紙までしみこむ墨の痕を表現し、奥行きを持たせたことにその思想を感じる。 チリを1ミリにしたところにも、研ぎ澄まされた日本的な美を表現し、ストイックな美を追求している。
( 中江有里)
魅力的な縦長の判型とコデックス装が本書に与える、片手で持って開ける安定感が実にいい。 テキストを上部に揃え下に広めの余白をとったレイアウトは、視線を上目に集中させ、読者の背をシュッと伸ばす。 また、本をめくる手が邪魔にならず、 ページと視線がスムーズに移動する。 紙の透け感を利用した 2枚のジャケットと本体に配された、タイトルと呼応する水墨調の表現が、 濃灰色の本文とともに本全体を貫き、本書を静穏なオブジェクトにしている。
( 寺本美奈子)
Posted by のぶよさん at
13:36
│Comments(1)
2023年06月15日
「海の庭」造本装幀コンクールにて受賞
挿絵を描かせて頂きました
「海の庭」大竹民子 著 国書刊行会刊
が第56回造本装幀コンクールにて文部科学大臣賞を受賞との連絡を頂きました。
3月に島根県立美術館で原画展を行いましたが
その時にブックデザインを担当された泉屋宏樹さんからは
このコンクールに出品する事は伺っていましたが、まさかこんな最高賞を頂ける事に
なるとは、泉屋さん自身も驚かれている様子でした。
コロナ禍中この本の製作にあたる事ができ、おかげで暇になる事もなく
慣れないオンライン会議等で進めていきました。
お声掛け頂いた著者 大竹民子さん、丁寧に進行状況やよく分からない印刷の色補正の事なども説明しながら進めて頂いたブックデザインを担当された泉屋さんにも感謝致します。
今後、印刷博物館、 奈良図書情報館などでの巡回展
またドイツ・ライプツィヒでのBEST BOOK DESIGN FROM ALL OVER THE WORLD『世界で最も美しい本コンクール』、フランクフルト・ブックフェア等に出品して頂けるとの事です。
お近くで機会がありましたら、是非ご覧頂ければ嬉しく思います。
2023年02月15日
「海の庭」出版記念原画展
「大竹民子著 海の庭」が発売になりまだ日も浅いですが
多くの反響を頂き非常に嬉しく思っています。
新聞社にも取り上げて頂いけたそうで、製作メンバーから画像を頂きました。
(日本経済新聞 2023年2月12日付)
この「海の庭」出版記念として
著者の大竹民子さんの地、島根県松江市にて原画展を行って頂く事になりました。
私の17点の挿絵の原画、また上田普の表紙、題字の原画。
特別な装幀の本ですので
デザイナーの泉屋宏樹さんによる出版に至る本の裏側も見て頂ける様な展示になります。
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海の庭出版記念原画展
会期:2023年3月3日(金)~5日(日)
10:00~18:00 入場無料
会場:島根県立美術館 ギャラリー3室
島根県松江市袖師町1-5
<ギャラリートーク>3月4日 14:00~15:00 参加費無料/予約不要
会場:島根県立美術館ギャラリー3室
著者:大竹民子 水墨画挿絵:宮本信代 題字、表紙書:上田 普 装幀:泉屋宏樹
の4人による本の製作にまつわるお話をさせて頂きます。
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どうぞお近くの事がありましたらお立ち寄り下さい。
2023年01月12日
エッセイ集「海の庭」大竹民子 著
エッセイ集「海の庭」の挿絵を描かせて頂きました。
島根の精神科医でもある大竹民子さんの第二作目の著書です。
中には私の描いた絵が17点。
姫管巻き擬き
「故郷の絵師」より
「空道」より
「蛇」より
「海の庭」より
装丁は大阪のデザイナー泉屋宏樹さん
タイトル題字、表紙は息子の上田普です。
読み物としても本としてもこだわりが詰まったモノになりました。
詳しくは泉屋さんが書いて下さっていますのでコチラをご覧ください。
https://note.com/hiroki1238/n/nd1c8142783b9
またコチラのネットショップでも購入可能ですので
ご希望の方はコチラからご覧ください。
国書刊行会HP https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336074461/
2022年12月13日
2022年11月01日
宮本信代 墨絵展
久しぶりの個展です。
どうぞご高覧下さい。
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<宮本信代 墨絵展>
日時:2022年11月30日(水)~12月5日(月)
10:00~18:00(最終日16:00まで)
作家在廊日:11/30(水),12/3(土),12/5(月)
会場:いけだ市民文化振興財団ギャラリー
ギャルリVEGA
阪急電車「池田駅」構内2F
大阪府池田市栄町1番1号
TEL 072-750-3333
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2022年07月25日
2022年06月24日
2022年06月05日
2022年06月05日
2022年04月06日
ライブパフォーマンスinミラノ
ちょっと懐かしい写真を思い出的に。
2017年ミラノで展示した際に来て頂いたお客さん数名を即興的に描きました。
コレがその一作目。
コレが一番良かった気もします。
サングラスのかっこ良い方でした。
ドォーモ横の美術館から眺める。
Posted by のぶよさん at
19:21
│Comments(0)
2022年03月10日
2022年02月06日
2022年01月10日
2022年01月06日
2021年08月10日
「楓」第4回日美展
作品「楓」
久しぶりに東京の公募へ応募致しました。
第4回日美展 水墨画部門 無鑑査の部 無鑑査
オリンピックの間は水彩を描いていました。
2年コロナの間筆を持たなかったら大変です。